かふぇてりあRIO ~バルセロナ生活コラム~

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カテゴリ:気ままな日常( 109 )

かふぇてりあRIO No.13「今年も宜しくお願いします」

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新年明けましておめでとうございます。
今年も何卒ご愛読いただけますようお願い申し上げます。

さていよいよ2006年。
気持ちも新たに何事も前向きに頑張っていこうと思っています。

みなさんは具体的な目標を立てますか?
ズバリ!私はたてません。
昔はよくああしたいこうしたいとか、
ああなりたいとかいろいろ考えました。
でも今は自分で自分にプレッシャーをかけないために
具体的に何をするとは考えないようにしているのです。

これには深い理由があります。

9年前初めてバルセロナに来た時、言葉の問題や
大きなカルチャーショックはもちろんのこと
私はこともあろうに
「何もかもスペイン人のように振舞わなければいけない」
という錯覚に陥ってしまいました。

インダ君に会える喜びと共に楽しい気分でウキウキと
バルセロナにやって来たのに実際の生活は楽しいものではなかった。
大好きな人がスペイン人だから私も彼らと同じように
自分の意見をはっきり主張したり、たくさんお喋りしたい!と
強く願ってしまった。

強く願う分それに反比例して自分の意見なんか
持っていないことに気がつき、
スペイン語ができないからどんどん口数が減っていき、
そして益々内気になっていってしまった。

そしてもっと馬鹿な私はスペイン人女性のナイスボディを見て
体型のコンプレックスまでも持つようになっていた。

いろいろな妄想も働いて私の頭の中はいつのまにか
「ああなりたい」「こうなりたい」病にかかっていた。
理想ばかり描いてそれに近づかない自分を責めて傷ついた。

(大きな胸やカタチの良いお尻を手に入れたいなんて願いは
叶うわけがない!)

自分に自分でプレッシャーをかけてとても苦しんでいた。
でもその当時は願うことで実現すると信じた。
いや、そう信じていたかった。

そんな時インダ君ははっきりと私に断言していた。
「自分は自分。ああなりたいこうなりたいなんて絶対無理
人間変わることは殆ど無理だよ。今の現実をまずは受け入れないと」

彼はとても現実的なタイプ。甘いことは考えない。
白黒はっきりしているし夢みがちなちゃらんぽらんな私とは正反対。

私は彼に反発した。

「絶対変われるもん!変わってみせる!」
「夢や希望を描かないなんて冷めているよ!理想を描いて何が悪いの!」

結論からするとやっぱり理想通りの自分になることは無理だった。
その当時インダ君が私に伝えたかったことを私は全く理解していなかったし
自分の惨めな現実を受け入れたくなかった。
そうやってどんどんストレスまみれになり体調も崩した。

こういう背景があるため「これを絶対やる!」などの具体的なことは考えな
い。
実現できなかった時に落ち込みたくないしプレッシャーを自分にかけたくな
い。
トラウマがあるのは事実だし、それに何よりも人生を気楽に楽しみたい 
(笑)

時間はかかったけれど少しずつ自分の現実を受け入れることができている。
受け入れることができた時から気持ちが楽になり日常を楽しめるようになっ
た。

外国暮らしをするとてっきり外国人かぶれになるのかとばかり
思っていたけれど、住んでいる所がバルセロナなだけで
私の中身は100%日本人。
「スペイン人みたいにならないといけない」なんて
どうして勘違いしたんだろう?
今となってはそれが不思議。
心に余裕がなかったからか?

こういう理由で目標は立てないけれど、いつも確認することが2つあります。

1.健康第一であること。
2.家族や友達をはじめ私を支えてくれている人達の存在を感謝し
大切にすること。彼らの存在があっての自分という存在が成り立つ。

さてさて余談ですが、身近に細かく目標を立てる人がいます。
それはインダ君のお兄さん(37歳独身 映画や音楽が大好き)
毎年をやりたいことや目標をリストアップして、それが後で
達成されていないと頭を抱えてため息をついています。
それもかなり深いため息。

今年もすでに大きな声でいろいろ家族にアピールしています。
私やインダ君は「べつにそんなこと大きな声で言わなくてもいいのに」と
お互い心の中でつぶやいていました。

お兄さんのリストは今年の年末にどうなっているかな?
ため息が昨年のそれよりも小さくなっているといいけれど・・・

今年もみなさんが明るい笑顔で過ごせますようにと
バルセロナから願っています。

ついでにサッカーとバイクの世界選手権の益々の発展も願ってみましょう。

今年も宜しくお願いします。

*写真は新年を迎えるときに食べる12個の葡萄です。

鐘の音に合わせて食べるけれどこれが難しい。私は毎年口の中葡萄でいっぱいになって新年を迎えています。1秒ごとに1個葡萄を食べるのは噛み切れないし、飲み込む時間がないし、なかなか大変です。葡萄の後はシャンパンで乾杯!

各テレビ局が鐘のある場所(マドリッドのPUERTA DE SOLが一番有名です)で生中継するので、一般家庭では家族揃ってテレビの前で葡萄を食べます。
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by cafeteriario | 2006-01-08 21:40 | 気ままな日常

かふぇてりあRIO No.12 「なんなのこの寒さ!」

毎朝出かけ前にバルセロナTV(ローカルチャンネル)をつけて
画面左下に表示されている時間と温度をチェックすることが習慣になっている。
朝7時前の気温は4度から7度ほど。
どこに温度計が設置されているのかわからないけれど、
バルセロナ市内中心部であることは間違いない。

12月に入ってからは厚手のコートにマフラーや手袋も装着し
完璧な防寒スタイルで家を出ている。
バルセロナも冬はそれなりに寒くなる。

海から離れた内陸部はもっと寒い。カタルニアサーキットがある
モンメロー付近から出勤してくる同僚の話によると
ベランダにある温度計が0度から1度をマークするらしい。
路上駐車している車の窓が凍りつくという。

バルセロナで防寒なんて想像することが難しいかもしれない。
イメージとしては温暖でいつも快適に過ごせる土地。
そう思っている人も多いはず。

昨年の今頃もとても寒かった。
いつだったか忘れたけれどバルセロナ市内で大きなボタン雪が
降ったことを覚えている。
懐かしい光景に仕事の手をとめて窓にへばりついた記憶がある。
今年もきっと寒さがきつい冬になるだろうなぁ。
(いやだなぁ。私は冬がとても苦手な冬生まれ)

でもこの寒さがぶっとぶかもしれない12月22日がもうすぐやってくる。
1年に1回スペイン中の人々がワクワク期待に胸を脹らませる日。
その日が来るのを私もワクワク待っている。

何が行われるかみんさんはご存知ですか?
そうそれはクリスマス宝くじ大抽選会の日!

人々の会話の中でもよく話題になるイベントで
12月の風物詩になっている。
早ければ夏からクリスマス宝くじを売り出すところもある。

小学生くらいの子供が二人組で歌を歌いながら番号や金額を言う
伝統的なスタイルで抽選会が行われるため私の会社では
午前中から行われる抽選会をラジオで流す。

いつ一等が出るのかどこの地方でそれが当選したのか
みんなソワソワして仕事どころではなくなってしまう。
当たるわけないのに毎年誰もが「もしかして?」と思っているに違いない。
そう私も当然その一人。

1等は3百万ユーロ、日本円で4億1千万ほど。2等は百万ユーロ、
3等50万ユーロ、4等20万ユーロ(2本)

今年の一番人気の数字は31105だそう。
これはスペイン王子フェリペ夫妻に
10月31日第一子の女の子が誕生した日。

けっこうスペイン人もミーハーなところがあるんだなぁと思った。
どうやら数字の組み合わせにこだわる人が多く
家族や自分の誕生日はたまた電話番号まで
気にしてみんなかなり真剣な様子らしい。

普段宝くじを買わない私やインダ君(夫)も
この時はたくさん買う。
今年は気がついたら二人合わせて80ユーロも使っていた。
これは新記録。こんなに買うつもりなったかのに・・・やや後悔。

何故金額が膨らむのかと言うとバルセロナは
もちろん他の地方ものも購入するため。
スペイン全土たくさんの宝くじがあるから
この時はいろいろな所のものを買うと
それだけ当たる率も高いのでは?
という欲をかいたことをしている。

1枚20ユーロする。例えばアリカンテのものを買った時は
友達と10ユーロずつ出し合い共同で買った。
当選すればお金も折半する(笑)
会社でも同僚とマドリッドのものを共同で買った。
好きな金額を出して部分買いもできるため、
私は仕事でお世話になっているお客さんを通して10ユーロ分購入。
インダ君も会社で買った。

何を隠そう昨年は私は少しだけ当たった。
100ユーロの当選で友達と一緒に買ったので50ユーロを手に入れた。

年に1回なのでこの時は私も夢をたくさんお金で買う。
そんな楽しみもあっていいのではないかと思っている。
良い報告がこのコラムで果たしてできるのか・・・お楽しみに!a0048817_2035687.jpg
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by cafeteriario | 2005-12-22 07:35 | 気ままな日常

かふぇてりあRIO No.11 「Mになったかもしれない!?」

最近、私はMになったかもしれない。

Mとはそう「マゾヒスト」のこと。
マゾヒストはマゾヒズムの傾向がある人のことで、
マゾヒズムとは他者から身体的・精神的な虐待や苦痛を受けることに
よって満足を得る性的倒錯という意味だそう。

性的倒錯というのは違うけれど、最近精神的にマゾの傾向がある。

というわけで何を書きたいかというとカタラン語のクラスのこと。 
前回に続いて大人の話を書きたいけれどそうネタは転がっていないもんだ。
(オチが全くオチテイナイ。ごめんなさい 汗)

私は、週に2回カタラン語のクラスに通っている。
実はそのクラスに参加している間、私はとても悲しい、つらい気分になる。

でもこのつらいことが喜びに感じるからこれはMでしょう。
(ちょっと無理なつなげ方。バレているかな?)

つらく悲しい理由は、単純。
ドイツ人、オランダ人、イタリア人(2名)、スペイン人(4名)の中で
私が一番落ちこぼれているからだ。

全くカタラン語がしゃべれないのは私だけ。みんなひょいひょい喋っている。
どこが初心者クラスなわけ?初心者は私だけ。
私は聞けばわかる文も口からカタラン語がでてこない。
そして発音ができない。単語が読めない。

悲しい・・・

スペイン語は意味がわからなくてもアルファベットをそのまま読めばOK。
でもカタラン語は違う。

例えば

(日曜日)
スペイン語 DOMINGO ドミンゴ
カタラン語 DIUMENGE ディウメンジャ

ディウメンジャ??? 何そのジャって音は!と思ってしまう。

度肝を抜かれた動詞の活用形もあった。

(サービスする、仕える) SERVIR セルビール 

スペイン語での活用第一人称形は SIRVO (シルボ)
カタラン語では SERVEIXO (セルベイショ)

そのVEIXOって部分のベイショって何よぉ・・・と落ち込む。

私の隣でドイツ人のクラスメートが日曜日を「デウメンゲ」
と毎回発音しているのを見てとても安心する。(私って性格悪いなぁ)

カタラン語の発音は一筋縄ではいかない。
スペイン語はカタカナ読みで通じるから日本人にとって発音しやすい。
英語のアップルのようなアの音がアとエの中間なんてものは存在しない。
但し例外はもちろんあってCとSやLとRの区別は難しい。

例えば、スペイン人男性の名前、RAMON ラモンのRは舌を巻き巻きにして
発音しないと通じない。

私は今さらその中間音やスペイン語にないシャやティックという音に抵抗がある。
スペイン語の大雑把な音に慣れてしまったせい?
まぁこんな愚痴をこぼしていては前に進まないので、なんとかやるしかない。

クラスでは実践会話の練習が多い。私は毎回ガクんと頭を下げて暗く落ち込む。
本当に泣きそうになる瞬間さえある。クラスメートのようにたくさん話たいのに
口から言葉が出てこない。話そうとするとスペイン語が出てくるから、
瞬間に「そうじゃないそうじゃない」と自分に言って、そうこうしている間に
みんなをかなり待たせていることに気がつく。

先生はそれでもじっと待ってくれる。
そして単語や文章の意味を聞くとカタラン語で丁寧に説明してくれる。
でも私はもっとわからなくなって頭の中が真っ白になる。
そして頭脳の働きがブロックしてしまう。
この時は何語で何を言われても頭に入らない。
言葉の問題ではなくて私の頭脳の働きが鈍いだけかもしれない!?

こんな情けない現状で悲しくなるけど、単語1つでも多く覚えられるなら
頑張りたいと思っている。
つらさが喜びに変わるならMになってやろうじゃないの。
(かなり無理に引っ張っているなぁ)

自宅でどう勉強しているかというと、
お経のように習ったフレーズを唱えている。
インダ君(夫)に一緒に練習して欲しいけれど
呆れられて相手にしてもらえていない。(悲しい)
家にカタラン人がいるのに・・・
「疲れているからあっち行って」って本気で言われている。

それもそのはず、20回も30回も 
「アル メウ マリット エス エスパニョール(私の夫はスペイン人です)」
と目の前で言われれば嫌がられるのも当然。(反省)

けど、今後も挫けず頑張ります!
ADEU!


注)ADEU(アデウ)はカタラン語で「さよなら」の意味。

注)写真はとある日のバルセロナ。モンジュイックの丘から撮影しました。
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by cafeteriario | 2005-12-07 20:49 | 気ままな日常

かふぇてりあRIO No.10 「1年に何回するか?」

最近は美容室に行ったり、カタラン語クラスに通ったりで、
普段と違う地下鉄のラインに乗る機会が重なった。

2週間の間に3度も故障で運行を休止している場面に出くわした。
雨女ならず「地下鉄故障遭遇女」になってしまった。

すぐ復旧するけれど、その後の電車の中は大混雑。
久しぶりにOL時代(大昔)の通勤ラッシュを思い出した。
普段のちょっとした出来事で日本の生活を思い出しては
しみじみしている。

話題が180度変わるけれど、ある日の新聞にとても興味深い記事が
載っていたのでそれについて書きたい。

なんと!各国のセックス年間平均頻度の統計結果がでていた。
どこまで信憑性があるかは疑問が残るけれど、記事の内容は面白かった。

ギリシャ 138回
フランス 120回
スペイン 105回 (昨年は110回)
日本    45回
世界平均 103回

ギリシャが世界1位。そしてこんなところに日本が登場していた。
スペインの数字と比較するために、遠い国日本の数字が掲載されていたと思う。

2005年は52週ある。この結果によれば日本の45回は週に1度を下回る。
スペインは週2回というところ。

もっと興味深かったのは、職場の上司とのセックスを想像したことがある人
16%(スペインの結果)というアンケート結果も番外編で載っていた。
他にもいろいろ面白い結果があったが、ちょっとここには書けない (汗)

でもこのアンケートどのような形でいつ行なわれたのだろう。
アンケートの収集方法は書かれていなかった。

この記事をみつけた朝はさっそく会社でスペイン人の同僚達に見せた。

「上司とのファンタジーを想像するなんて考えられない」
とみんな口を揃えて言っていた。これには同意できる。
(うちの会社はどこをどう見てもアピールある人いないもんな)

「RIOは日本人。旦那さんはスペイン人。それでどうなのよぉ???」
と直球ストレートで聞かれてしまった。

(こんな話をコラムの話題して失敗だったかな!?と思いつつ・・・)

「そんなの105と45の差があるんだから・・・う~んわからん」と
笑ってごまかした。

自分で書くもの変だけれど、私は基本的にこのての話は苦手。
でもついつい同僚達のあっけらかんとした、明るい雰囲気に入ると
さらっと同じノリで冗談言ったりしてしまう。
彼らがとても自然体で話をしているからだろう。

3年もの間にかなり鍛えられた。スラングだってたくさん覚えた。
誤解のないように付け加えると、耳で覚えただけでそんな高度な!?スペイン語
は使ったりはしない。悪しからず!

いろいろな話題を冗談を交えながら話すことができるからとても楽しい。

この日の朝は、頭の切り替えが難しくてなかなか仕事に集中できなかった。
すれ違う度に「それでどうなのよぉ?」ってわざと言ってくる人もいて1日笑っ
て過ごすことができた。

もちろんスペイン人の中でもシャイな人はいるし、このたぐいの
話題を避ける人もいるはず。
たまたま私の周りは自然体の人が多いだけのことかもしれない。

スペイン語や英語ではセックスすることをメイクラブと表現する。
「ラブをメイクする」というこの表現も自然体で素敵だと思う。
(注意書)スペイン語 hacer amor (アセール アモール)

日々、背中がぞっとするような性的な事件が多いことも事実であるけれどその行
為はまさに愛を相手に伝える手段であって、とてもロマンチックな行為。

私は、この日の新聞記事から想像がいろいろ広がって、行き着いたところが
「愛情を表現する行為」について。
愛情を伝える手段は何もメイクラブに限らないし、十人十色であるから、
年間45回なんて書かれた私達日本人でも愛情を伝える手段というアンケートを
したらきっといろいろな手段が並ぶだろう。
ファンタジーを想像する部門では一気に数字があがることは間違いない。(笑)

大切なことは、どんな行為にしろその瞬間の気持ちが重要だと思う。
その瞬間二人が幸せであればなんでもいいじゃないかなぁ。

ミャンマーに行って以来、壮大なテーマ「幸せとは何か?」を時々考えている
私はまた愛や幸せについて深く考えた日だった。


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by cafeteriario | 2005-11-24 03:51 | 気ままな日常

かふぇてりあRIO NO.9 「カタラン語にチャレンジ」

10月からカタラン語を習い始めた。
Bon dia ボン ディア(おはよう)からのスタート。

バルセロナがあるカタルニア地方ではカタラン語とスペイン語が
公用語となっていることはもう十分知られていると思う。
カタラン語は方言ではなく立派な1つの言語。

マジョルカ島をはじめとするバレアレス諸島、
そしてバレンシアでも話され、
隣国のアンドラでも公用語となっている。

カタラン語を話している総人口はデンマーク語、ブルガリア語、
スウェーデン語などの言語よりも多いらしい。

私は春頃から急にカタラン語を勉強したいと強く思うようになった。

今まではスペイン語だってままならないのにカタラン語なんて・・
と関心がなかった。
インダ君(夫)もカタラン語を勉強するくらいなら英語に力を
入れる方が価値があると言うし。
それに日常生活でクタクタになっている毎日では勉強を真剣に
考える余裕すらなかった。

まったく根性や体力がないのは子供の頃から変わっていない (恥)

私の周りではインダ君、彼の家族、親戚、友達みんなスペイン語を話す。
インダ君はバルセロナ生まれ、バルセロナ育ち。
身分上カタラン人となるけれど両親はアンダルシアのアルメリア出身。
家の中ではスペイン語で育った。
カタラン語は子供の頃から大学までの学校教育で身についていて、
普段は職場やいろいろな場面でカタラン語スペイン語を使いわけて
生活している。

日本という島国で日本語しか存在しない環境で育った私からすると
この使いわけバイリンガルの感覚が不思議でたまらない。

このように私の環境はスペイン語一色なので実際の生活では
カタラン語ができなくても不便はない。
それにまず外国人である私には誰もカタラン語を求めないし、
期待もしていないはず。

そう思っているにもかかわらず勉強したくなった。
理由はきっと会社の環境が大きく影響していると思う。

ぺぺ、マノーロ、マリア、RIO(私)の4人がいる。

ぺぺとマノーロはスペイン語。マノーロはマリアとカタラン語。
ぺぺもマリアとはカタラン語。そして3人は私とスペイン語。

こんな4人が一緒になると2つの言語が入り乱れた会話になる。
それぞれがそれぞれの相手に向かって話す時に自然に切り替えているからだ。
ぺぺ、マノーロ、マリアはバイリンガルなので一切問題ない。
でも私は・・・違う。

マノーロとマリア、ぺぺとマリアを目の前にだいたい内容が
わかる時もあれば全くわからない時もある。
そういう時は隣にいるこの中の誰かに
「ねぇねぇ何て言っているの?」と聞かなければ
話に置いていかれてしまう。

もちろんこれも毎回できるわけではない。
邪魔しちゃ悪いなぁと思えば会話を理解せずに流している。

話の内容を理解できない自分にフラストレーションを感じてしまう瞬間だ。
全部わからなくてもいい、話の筋だけでもわかればそれで十分。

耳で覚えた単語しか理解できない現実がとても中途半端な気がしてくる。
いつか子供ができた時に夫と子供が話すカタラン語を私だけが
理解できなかったとしたら・・・
と想像すると悲しい気持ちになる。

私はカタラン語なんてわからなくてもいいやぁと開き直ることができない。
目の前の会話を理解できない自分でい続けることに納得がいかないのかな?

とりあえずゼロからのスタートでやってみることにした。
「これは何ですか?」「どこに住んでいますか?」
これらのフレーズは聞けばわかるけど、言うとなると大変。
必死で先生の言う発音をカタカナでメモしている。

習ったばかりの1~100の数字を頭の中で繰り返してみたり。
なんだか楽しい。
地下鉄の中でニヤニヤしている日本人がいたら、それは私だ!

仕事をあがる時にはみんなに 「Adeu」 アデウと言うようにした。
Adeuはスペイン語のAdiosアディオス さようならという意味。

やっぱりいざ習ってみると使いたくなる。
いつまで続くかな。とりあえず6月までのコースを頑張ってみようと思う。

Adeu~
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by cafeteriario | 2005-11-11 17:14 | 気ままな日常

かふぇてりあ No.4 「タクシーの運手」

先日どうしても、どうしても、ど~しても一人でタクシーを拾わなければならい状況になりました。
私、タクシーにひとりで乗ることが嫌いです。できれば避けたい。
想像力豊かなため「人さらにあったらどうしよう?」って心配する「お馬鹿」なんです。
人生何年生きているだぁよぉ!って自分で突っ込みを入れていますが、日本でも同様に苦手。
ようは赤の他人と個室で二人きりになることが嫌で、エレベーターも気をつけているくらいです。

だってぇ自分で言うのもなんだけど、私の容姿は誰もが振り向く

“アジアンビューティでエキゾティック”

って嘘を書いたら絶対罪になるし、そう書きたいけれど、鏡の中の自分を正直に受けとめているので、こう書きましょう。

「一見したら誰もが通り過ぎていくような、とても襲われる心配なんてない」
運悪くアニマル系の精神異常者に遭遇しないかぎり・・・

まぁこれでも一応レディってことでいろいろ外出する時は注意しているわけです。

先日タクシーに乗った時は、クールに行き先だけを言って、目線は窓の外、見えないところで、手には携帯を握りしめていました。

この日はおしゃべりな運転手さんに遭遇。
中国人のお客さんを前にしていきなりプライベートな質問の嵐。
誰もがアジア人イコール中国人と思っている。この運転手さんも例外ではなかった。
そして私はあまりの矢継ぎ早の質問に驚き、こんなスペイン人のおっさん相手に
正直に答えることはないと思い、大嘘つき人間になっていた。

おっさん(以下 お) 「スペイン語上手だね」
RIO (以下 R) 「そんなことないですよぉ」 

お 「でもさぁ君の言葉はむつかしいよねぇ~」
R 「そうですねぇ」 (絶対中国語だと思っていやがるぅ)

お 「中国語ってさぁ XXXXXXX」 しったかぶりしていろいろ中国語について話をしてくれた。
R 「そうですよねぇ、中国語は難しいですよねぇ。
私は日本人なので私も中国語できないですよ。ウフ」

おっさん ・・・・・・・・・一瞬驚いた。
RIO (よっしゃぁぁぁぁ) 何故か勝利の気分

お 「君いくつ?」 
R 「へぇ!?年齢ですか?28ですぅぅぅ」 (嘘、嘘・・・)

お 「えぇぇぇぇ見えないネェ 20歳そこそこだと思ったよ」
R 「そんなまさか20歳そこそこなんてありえない。もぉ28ですよ。
嘘言ってどうするんですか」 (大嘘)

お 「じゃぁ恋人探さないと。日本人がいいの?スペイン人?」
R 「そう探しているですよぉ。国籍はこだわらないけれど難しいですね」 
(大笑いしたくなってきた)

お 「日本は男性優位の国だろう、スペインがいいよ、皿洗いや洗濯してくれるよ」
R 「そうですね・・・」 (っていうかどうでもいいよぉ)

お 「いずれにしてもお金もっていないとしゃぁないなぁ」 
これだよこれって手でマネーのジェスチャーまでしてくれた
R 「そうですネェ おほほほ・・・お金ですよねお金」 (かなり疲れてきた)

会社に向うためにタクシーに乗っていたけれど、会社のマークが見えて来た時の
喜びや感動はこの3年間で初めてのものだった。いやぁ疲れた。

罪のないタクシーのおじさんだけど、おしゃべりの勢いったら凄かった。
目の前をパトカーが通れば、警察の悪口。私相手にアジア人のプライベート詮索。

まぁ私もかなりの「おバカ」であること間違いなし。今度もそれをお忘れなく!
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by cafeteriario | 2005-09-13 21:55 | 気ままな日常

かふぇてりあ No.3 「ヌードビーチ」

バルセロナ9月最初の週末は快晴・夏日でした。

早速、私の願いが叶い海へ行くことができました ☆祝☆
気分転換したい気持ちと天気がぴったり合った週末。
こういうタイミング嬉しいですね。
やっぱりまだまだ地中海が私を呼んでくれていた。

しかもヌードビーチ!

バルセロナから北へ車で30分。
AREYNS DE MAR (アレンツ デ マル )のビーチにはヌードビーチがあります。

お父さんが小さな子供と戯れていたり、
カップルが水遊びを楽しんでいたり、
読書にふけっている人。日焼けをしている人。
どれもこれも海辺で見かける光景。

そう、ただみんなスッポンポンなだけ!

子供も大人もみんなまる裸だった。

このエリアは大きな岩が壁になっているため影になっています。
すぐ近くに電車が通るトンネルもあって道路からも見えない。
でも岩壁の一方は、すぐ隣が水着を来ている人達のゾーン。
因みに私はここにいました。


だって私はスッポンポンできませんよ~
トップレスだって一生無理!
天と地がひっくり返っても無理だ。(断言!)

実はヌードビーチは初めてではありません。
7年くらい前にメノルカ島で行ったことがあります。
海が透き通っているとても綺麗なビーチ。

その時はインダ君(私の夫)、友達男性陣3人、私の計5人で行きました。
インダ君は着いたとたん海水パンツをすぐ脱いで、海へ向かって走っていってしまいました。
お尻が眩しかったなぁ。

残された私達はう~ん・・・・無言。
そして男性陣は私に気を使い海水パンツを脱ぎませんでした。
よかった~ だって友達だし抵抗ありますよね!?
何をって・・・そりゃあ見たくないですよね!?
いくら好奇心旺盛の私でも見たいものと見たくないものあります。

ものわかりの良い友達を持ってラッキー。
肝心のうちの夫は超自然児。全く人目がきにならないそうです。
ある意味羨ましい!

ヌードビーチはとてもリラックスした空気を感じました。
人々があまりにも自然体で清清しい感覚というか、
こう何から解き放たれたような感じさえしました。

人間自然体が一番なのかもしれません。
裸になっても、みんなどんなものがついているかってことはわかっている。
だから丸裸になることは恥ずかしいことではない。
なかなかヌードビーチ奥が深いかもしれませんね。
いろいろ考えてしまいます。

でも私はやっぱりできないなぁ・・・

週末はインダ君も友達(男、女)もヌードエリアには入りませんでした。
そういう気分ではなかったみたい。
水着のまま海で遊んで、浜辺に横たわりリラックスしてきました。
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by cafeteriario | 2005-09-07 21:53 | 気ままな日常

かふぇてりあRIO No.2 「バルセロナまだ暑い」

こちらはここ数日暑い日が続いています。
おかげで日本から持ってきている “マイ扇子” が大活躍。
それもそのはずなんと会社の冷房が6月に故障してから9月に入った今も故障中。

信じられない!

なんでも部品の取り寄せに時間がかかるとかで・・・

本当???直す気あんの???

と声を大にして言いたいけれど、余計なことは言わず扇子でパタパタ仕事しています。
あ~蒸し暑い(汗)

さすがにこう暑いと海に行って水にドボンと浸かりたくなります。
そういえば今年はまだ6月25日(土)に1度だけしか海に行っていません。

あ~忘れもしないあの日。オランダでMOTO GP(バイクの世界選手権)が行われていた。
私は不覚にも海へ行く予定を入れてしまいレースを見逃した日。
決勝が土曜日開催だと知らなかっただけのイージーミス。(自分が悪い!)
偶然入ったバルのテレビでレースをちらっと見て、ランチで入ったメキシコレストランにもテレビがあった。「バイクのレースにチャンネルを変えて下さい」と友達がお願いしたけれど、あっさり「変えられない」の一言で却下。
まったくメキシコ人はわかっていないなぁ・・・(八当たり)
この思い出深い日にシッチェスの海へ行った。

私は普段海に行かなくてもぜんぜん平気だけれどうちの夫インダ君は
「ぜんぜん焼いていないなぁ」
「海行っていないなぁ」と頻繁にぼやいています。かわいそうに。
きっと「夏=海」「夏は日焼けする」という習慣が小さい頃から体に染み付いているのでしょうね。
彼曰く、若い頃は昼間海で日焼けして夜は日焼けした小麦色の肌に合う白いシャツを着て
ディスコへGO。浴びるようにお酒を飲んで、そしてナンパ!ナンパ!ビバ・ナンパ!
毎週末朝帰りしていたというからかなり典型的なスペイン人。
白いシャツ着てご機嫌で出かけていたことを想像するとなんだか微笑ましく思える。

日焼けに関していうと私はやっぱり美白の国からやって来た日本人。
「日焼け=お肌の敵」という認識が根強いためほどほどにしています。
強い陽射しが私には眩しすぎるし、元々強烈な乾燥肌でトラブルが多いせいもあるから
どうしても神経質になってしまう。

そこで登場するのが私の強い味方!日本製のSPF120の日焼け止めクリーム。
これはみんなにギョッと驚かれる代物で「120なんて数字存在するの?」
とかなりインパクトが強い。
驚かれるというよりは「そんなもの海に持ってくるの?」と冷やかな視線を飛ばされると言った方が適切かもしれない。
インダ君が「見て見て」ってみんなに私のクリームを見せるから私はなんだか嫌になる。
別に恥ずかしいことでもなんでもないのに見世物になっているようで少し居心地が悪くなる。
「RIOまた変なもの持っているよぉ~」って思われるだけだもの。
でもみんなが驚くのは当然。売り場でチェックしてみると最高で50、10~30くらいが主流だった。

私は「日焼け=お肌の敵」と強く思っているから、きっと何十年と住んでもスペイン人のよう日焼けを楽しむことはないと思います。でも愛用のクリームをしっかり塗って一緒に海で楽しむことはできます。まだ今年もチャンスを見つけて海に行きたいです。

注)スペインではMOTO GPは人気のあるスポーツ。活躍しているカタラン人ライダーは多数。
250クラスではダニ・ペドロサ、MOTO GPクラスではセテ・ジベルナウが際立って活躍している。
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by cafeteriario | 2005-09-04 21:49 | 気ままな日常

かふぇてりあRIO No.1 「はじめまして」

こんにちは。すでに今年も9月になります。
バルセロナは朝晩の涼しさと空の様子でほんの少し秋の気配がしてきます。
毎朝7時半頃コロンの塔や港の近くを通りますが太陽がちょうど顔を出す時間。
雲の多い日は空一面オレンジ色が広がりそれはもぉとても綺麗です。
きっとモンジュイックの丘から見たらさぞかし美しいでしょうね。

はじめまして。
バルセロナの素顔に迫る!という意気込みでコラムを書かせて頂くことになりました。
国際結婚歴6年。スペイン人の夫と暮らしています。
何も知らずにど~んとバルセロナに飛び込んだのは9年前。カルチャーショックに落ち込み、
彼らの習慣に「どうして?」と問いかけては泣いていた毎日がまるで昨日のよう。
パエリアと闘牛しか知らなかった自分がスペイン人と出会うなんて・・・
人生何があるか本当にわかりません。
異文化との遭遇は予想以上に大変な思いをしました。でもどんなにストレスを感じても逃げ出したいとは思わなかった。落ち込みに反比例し「もっとスペイン語ができるようになりたい」a0048817_21461435.jpg「この人達やこの街のことが知りたい」と不思議な力にとりつかれていき、愛着が湧いていった。
今でも日常と戦い続けていることは変わりないけれど住めば都とは本当のこと。
「好きなものは好き」「嫌いなものは嫌い」でいいんだ!と肩の力を抜くことも同時に学んでいます。

この不思議な魅力は何?バルセロナの街や人々が私を引き付けるのは一体?
「知りたい」から「多くの人にも知って欲しい」へと気持ちが変わってきています。
365日戦闘状態!日々格闘しています。但し楽しみながら!
今後は私の異文化との戦いぶりやバルセロナの裏の裏を少しずつ紹介していきたいと思います。
どうぞ宜しくお願いします。

先ほど秋の気配なんて書いたけれど気のせい気のせい。
まだまだ太陽が出れば海へ一目散、これから夏休みの人もたくさんいる、
リーガエスパニョーラだって始まって熱気も感じる。
8月が終わってもバルセロナの夏はまだ終わりません。
まだまだ海で日焼けをして、テラスのあるバルでビール片手に友達と語り合う
熱いバルセロナが9月以降もまだ続きます。
これから来る人も迷わず水着持ってきて下さい。
青い空と青い地中海がまだまだ歓迎してくれますよ。
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by cafeteriario | 2005-09-01 21:32 | 気ままな日常